2018年春節旧正月時、海外旅行へ向かう中国人は過去最多の約650万人といわれています。
その中でも、トップのタイに続き、日本は二位という人気を誇っています。
爆買いブームが去ったといわれている現在でも、年々訪日中国旅行客は増加しています。
本記事では、中国人がもっとも利用している三大旅行サイトをご紹介します。
1.携程(ctrip.com)
中国でもっとも大手とされているインターネット旅行サービスサイトです。
国内外のホテル、航空券、新幹線、バス、タクシー、観光地チケットだけでなく、中国人向けの国外ビザ手続き、また国外の様々な店舗と提携しており現地で使えるクーポンも発行する等様々なサービスを提供しています。
1999年に中国上海にて創立。30000人以上の社員がおり、北京、広州、深セン等の95以上の都市に支部をもち、国外ではシンガポール、ソウル、香港など22ヶ所に支部を設けています。現在のCtrip会員数は三億人を超えており、また2016年12月30日、Ctripが発表した年間総合営業純収入は前年2015年76%増の28億ドルにものぼりました。
Ctripは現在四年連続で中国国内トップの旅行会社に選ばれており、またオンライン旅行サービス会社としては世界二位の時価を誇っています。
2.去哪儿网 (Qunar.com)
中国有数の大手オンライン旅行サービスサイト
中国で初めて、航空券とホテルをリアルタイムで検索できる機能を制作したオンライン旅行サービス会社です。
国内外のホテル、航空券、新幹線、バス、タクシー、観光地チケット、中国人向けの国外ビザ手続き等を業界最低価格を目指し提供しています。また日本語オペレーター対応等、外国人向けのカスタマーサービスも充実しています。
2005年中国北京にて創立。
2014年9月艾瑞监测が調査した去哪儿网の月間アクセス量は4474万アクセスで、旅行サービスサイト系としてはトップクラスに上りました。また9000店舗の旅行代理店と提携しており、国内外併せ、28万フライト、約103万のホテル、85万余りのリゾートコース、数万に及ぶ旅行観光地、また毎日20万種類のツアーサービスを提供しています。
3.飞猪旅行网(Fliggy.com旧:阿里旅行)
アリババグループが経営する大手オンライン旅行サービスサイト
200000を超える国内外のホテル、民宿、ゲストハウスの予約、航空券、新幹線、バス、タクシー、観光地チケット、ツアー、ビザ発行はもちろん、すべての決済でアリペイ決済が使えます。
2016年10月27日アリババグループは「阿里旅行」から「飞猪旅行」へブランド名を変更しました。
阿里旅行(現:飞猪旅行)ではホテル産業運営のケーブルを業界全体へつなぎ顧客にさらなる最高のサービスを提供するだけでなく、ホテル業界の運営システムもさらにスマート化させるため「阿里旅行未来酒店2.0」を発表しました。阿里旅行が発表した未来ホテルは身分証スキャンや、顔認証、スキャン式ロックドア等の技術を用い、「デポジットなし」「チェックイン不要」「順番待ち不要」等、革新的なホテル体験を顧客に提供するサービスを開始し、ホテル業界の未来として掲げました。
以上、中国でもっとも人気がある三大旅行サイトをご紹介でした。
中国国内のインターネット旅行サイトは数多くあり、また近年中国国内の海外旅行の需要急増に伴い、様々な企業が差別化を計り色々なサービスを提供しています。
前記事でもご紹介した通り、天猫国際では日本の製品が最も売れており、それだけでなく、日本の文化やサービスを求め、旅行する中国人観光客も増加しています。