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中国Eコマース新勢力「拼多多」

2019-11-01 18:09:02

中国のEC市場は年々成長を続けている。その中で、創業からわずか4年で米ナスダック市場に上場したECサイト「拼多多(Pinduoduo、ピンドゥオドゥオ)」は他のECとは違ったビジネスモデルで大きく成長を見せている。

拼多多が中国で最も注目されるネット通販サイトになれたのは、リーのように大都市から遠い所に住んでいて、価格に敏感な消費者のおかげだ。月間アクティヴユーザー数が3億6,600万人という数字は、京東集団(ジンドン)が運営する「京東商城(JD.com)」といった名だたる競合を追い越し、アリババに次ぐ2位になっている。 

業界アナリストたちは、同社の成功には3つの理由があると考えている。徹底的な低価格、ユーザーが友達を誘いやすくなるグループ単位でのまとめ買い割引、そして検索よりもブラウジングを主体にしたアプリ設計だ。

拼多多の特徴的な機能は、共同購入だ。

ユーザーはWeChatやQQなどのSNSで欲しい商品情報を共有し、時間内に指定された人数の共同購入者を募ると、激安で商品を購入できる仕組みだ。

商品ページには、共同購入者を募集しているユーザーが表示されているため、そこから共同購入に参加できる。また自らSNSで友人や家族に呼びかけることで共同購入者を募集することも可能だ。決められた制限時間の中で、周りを巻き込みながら商品を買うというプロセスは、ゲームのような楽しさがある。

pinduoduoo.png

このように拼多多は周りの人々とのコミュニティを強化することで、お得に買い物を楽しめるビジネスモデルを展開し、人気を博した。

中国人のニーズは国内の安い製品から、高品質なものや海外製品に移り変わりつつある。しかし中国国内には、まだまだ「少しでも安いものを」と考えている人も少なくありません。

より多くの中国人ユーザーに商品を購入してもらうためには、大衆的なニーズである「安さ」を満たすことが必要だ。

拼多多はWeChatによるシェアなど、独自の値引きシステムの提供によって、中国人のニーズを満たしている

特に地方在住者や高齢者の中には、安さを重視する人が少なくありません。企業は新たな見込み客にアプローチができ、さらに多くの中国人ファンを獲得できる。

購買体験の向上が新たな顧客獲得にもつながっている。同じく今年第2四半期の決算報告によると、拼多多アプリの月間アクティブユーザー(MAU)は前年同期比88%増の3億6600万人で、第1四半期の2億8970万人から7630万人も増えている。これを年換算してアリババや京東と比較すると、拼多多は新規客獲得数で1位、既存客数で2位となり、集客面ではまさしくチャンピオンといえる。

アリババや京東は今年に入って、拼多多の主戦場である地方市場に力を入れはじめている。拼多多にはさらなる大きな壁となって立ちはだかることだろう。

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株式会社C2Jジャパンが、お客様の販路拡大のため、天猫国際(Tmall Global)や、京東全球購 (JD Worldwide)の出品・運用を代行します。現地のEC事情を最も理解している、サイト運営スタッフが、越境ECモールを運用代行することで、更なる費用対効果の向上が見込まれます。
中国本社杭州J&Cのメンバーは、代表取締役社長の呉を始めとして、ほぼ社員の半数がアリババグループ出身の専門家集団です。
中国越境ECの出品・出店実績豊富な株式会社C2Jジャパンに、ぜひお問い合わせください。 

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