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中国経済崩壊かと叫ばれる中、JETROは中国の華麗なる変身に目を向けている

2016-02

  昨今、国際世論では中国経済に対する悲観的な論調が高まっています。世界銀行の前チーフエコノミスト兼高級副総裁の林毅夫氏は、中国経済の成長スピードが緩やかになったのは全くおかしいことではなく、むしろ今後更に成長するチャンスが広がっているとみています。林毅夫氏は、転換期の中国経済に少なからず構造的な問題が存在していることを認めた上で、2010年以降の成長スピードの減速は、海外や周期的な要因によるものだとしています。今後数年、海外からの需要は依然として減少傾向にあると見られるため、中国経済成長目標を実現できるかどうかは、中国国内のニーズ(投資と消費も含む)によると考えられています。中国は引き続き世界経済成長の主要エンジンとなり、毎年およそ30%の経済成長率で世界に貢献する見込みです。

 日本貿易振興機構(以下、JETRO)発行の国際ビジネス情報誌「ジェトロセンサー(2016年2月号)」では、中国の生産型サービス業に関する特集が組まれ、中国の製造業の現状を中国政府の政策、研究開発、物流、検査認証など多方面から分析し、中国を「製造大国」から「製造強国」に引き上げるための手段について述べられています。また、ここ数年中国ではEC事業の発展が目覚ましく、中国人が日本の商品を購入する方法は、日本での「爆買い」にとどまらず、海外通販サイト、越境ECプラットフォームやアプリを利用するなど多岐に渡っています。これらの現状を踏まえ、JETROは日中間EC業務を専門に扱う弊社、杭州杰恩西(J&C)網絡技術有限公司CEO呉鉄氷に単独インタビューを行いました。

 呉鉄氷はインタビューに対して、「日本バイヤーは、越境ECプラットフォームを利用すれば、何社もの商社を通すことなく、直接中国の優良製品を仕入れることができます。日本サプライヤーは、真面目に長期的にECを利用して中国市場を開拓すれば、最大のビジネスチャンスが掴めるでしょう。日本企業がなぜ中国EC市場でなかなか成功できないのか、それは、EC市場が中国で成長し始めた頃、多くの日本企業は関心を示さなかったためです。中国EC市場が急成長を遂げた今、中国EC市場に参入したいと思っても、市場の仕組みが分からない上、変化のスピードについていけないのが現状です。弊社はそのお手伝いをしたいと考えています」と語りました。